からだのメンテナンス

「足から老いる」と言われます。長年、この仕事をしていますと、そう思うことがあります。畳のへりにつまづいたり、床に置いたものに足をひっかけたり、頭では足を上げたつもりでも、なぜか足が上がっていないなんてことがあります。では「足元から老いる」とはどういうことなのでしょうか?当院では、まず立った姿勢で足元が良いのか悪いのか見ていきます。外くるぶしから床に垂直線を引いて床に目印をつけます。良い足元は、目印から踵の端までの長さを1とした場合、目印から第5中足骨頭までの長さが3~4の範囲にあり、足元は体の重みを効果的に支えています。悪い足元は、目印から第5中足骨頭までの長さが5以上になり、からだの背部の支えが最小で、アキレス腱が硬く、膝関節が外旋位で過伸展し、お腹が前にでて骨盤が前傾する傾向にあります。そうなると、つまづきやすく、加齢とともに足元が変形し「悪い足元」になってしまいます。加えて、膝関節外旋位になりやすい人は、膝を一度痛めると、外旋の癖がつづくかぎり膝痛を頻発します。当院では膝の治療は足元から上半身にかけてファシアと呼ばれる組織も調整し膝関節が普段から過伸展にならないよう施術しています
レッドフラッグをご存じでしょうか?見逃してはいけない疾患の徴候や症状を意味します。すぐに正確な診断と治療を要する疾患として急性心筋梗塞、大動脈解離、肺動脈塞栓症があります。患者さんは、ときにそれらの疾患の徴候をもって接骨院に来ます。急性心筋梗塞では「左肩が何とも言えないような痛みなんだよね」「左腕が痛い」「今までに経験したことがない嫌な感じなんだよ」「左奥歯が痛い」「冷や汗がでる」など、肩こりの人に混じってこのような話をします。塞栓症では「ららぽーとで歩きすぎて膝裏がだるい」「膝の裏が痛い」「冷や汗がでる」など話されます。当院は普段、運動器(筋肉、靭帯、骨)の状態を医療機器アキュスコープで読みとるので、内科系疾患の異常を読みとった際、まったく違う音やデジタル表示をします。血管の異常は音の戻りがはやかったり、腫瘍であれば無音だったり音が途切れたり、癌は電気まで食ってしまうのかと思ってしまいます。レッドフラッグの患者さんも来ますので、ケガの治療中であっても「痛みの質が変わった」「安静時痛や夜間痛がある}「冷や汗がでる」などレッドフラッグのサインを見逃さず、医療機関への紹介を行っています。

からだは約37兆個の細胞で構成されていると言われます。細胞には、活性している細胞(元気な細胞)と不活性な細胞(休眠している細胞)がいます。医療機器ハイチャージで全身に高周波を流すと、元気な細胞と休眠している細胞に電気エネルギーを届けます。休眠している細胞は、例えるなら、平手打ちでパンパンパンとたたき起こし電気エネルギを受け取らせるイメージです。医療機器アキュスコープは、寝ている細胞は起こさず、目を覚ましている神経細胞にナトリウムイオンを届け、損傷している細胞とそのまわりにナトリウムイオンとカルシウムイオンを届けます。医療機器マイオパルスも、寝ている細胞を起こさず、筋細胞にナトリウムイオンを届け、トロポニンと結合しているカルシウムイオンを外し筋肉の過剰な収縮を止めます。医療機器ハイチャージでカラダの隅々まで電気エネルギーを届けると、損傷した細胞も電気エネルギーを受けとり、異常な周波数を発します。医療機器アキュスコープマイオパルスは、その異常な周波数を読みとり、正常な周波数に戻す電流を出力するので、患部の治りがはやくなります。
私事ですが、4か月前に自動車の免許更新に行きました。決算やらレセプトやらでパソコンに向き合う時間が長く、眼精疲労で免許更新の視力検査を通過できるか心配でした。眼鏡は比較的新しかったのですが、視力0.7をクリアできるか不安で、購入した眼鏡屋さんで一度みてもらってから免許更新に行くことにしました。少しでも目の疲れをとってから行こうと、医療機器マイオパルスで3分ほど目のまわりを通電し、眼鏡屋さんへ行ったところ、視力が以前より上がり店員さんがびっくり。目の通電は以前より行っており、患者さんからは「目がスッキリ」「視界がひらけた」「見える世界が明るくなった」と喜びの声を頂いてましたが、視力が上がったことにはビックリでした。裸眼、眼鏡装着時ともに視力がアップし、矯正視力は眼鏡作成時左右1.0が、左右1.2になりました。おそらくマイオパルスで眼輪筋にアプローチできたからだと思います。あと眼球を左右に振る際、頭の付け根の後頭下筋がよく動くので、この筋に通電すると、さらにいい結果が得られるのではないかと思いました。

微弱電流の通電法に脊髄通電と呼ばれるものがあります。電極を頚部と仙骨につけて通電すると、筋緊張の緩和、ストレスの緩和などの症状に対して効果を期待できます。脊髄通電を調べていくと、67年前に東京大学の田坂貞孝先生が出版した「低周波脊髄通電療法:半身不随の新電気療法」にたどり着きました。脳卒中を患った鳩山一郎元総理大臣が低周波脊髄通電の原形を受けたことで生還したと報道されました。当時、「奇跡の療法」と呼ばれ、患者さんが東京大学のまわりを一周半したことが新聞に掲載され、この治療法が全国の国立大学病院に導入されました。しかし、治療器が高額で、診療報酬が安く、病院経営の足かせになってしまったことから、全国から消滅し、現在、この治療法を行う医療機関は存在せず、治療方法や効果も忘れ去られてしまいました。国立国会図書館に文献があるものの、現在に蘇らせることは中々に難しいです。昔の先生方はすごいです。当院では、脳卒中の方に微弱電流脊髄通電療法を施すと、はじめは電気が流れにくく、日数を重ねるごとに徐々に流れやすくなる傾向にあり、流れやすくなるとともに動きが少しだけ良くなります。
今日は午後から雨の予報です。この時期にありがちな不調を和らげる治療を紹介します。調子を上げるには、前頭部や耳たぶに電極をつけて微弱な電流を15分ほど流します。周波数は8ヘルツ、刺激強度は100µA、非常に微弱です。適応範囲は疲労回復、筋緊張緩和、ストレス緩和、高血圧、不眠症、めまい、頭痛、器官の機能不全、蕁麻疹、全身に広がる放散痛です。効果がてき面に出る人、出にくい人、個人差がありますが、当院の臨床結果では、主に疲労回復、首肩の緊張緩和、不眠症に対し、患者さんから喜びの声を頂いております。私の場合、前頭部に15分通電後、からだの重心が整い、マッサージをするときに左右の親指に体重が均等にのります。不調やウィークポイントの改善に効果を期待できます。

百会のツボを刺激して全身調整します。全身調整は、まずカラダの芯がどこになるのか確認します。立った姿勢で重心が前に寄っているのか、後ろに寄っているのか、左か右か、力の入り方を確認し、上半身に問題があるのか、下半身に問題があるのか判断します。その結果をもとに下半身に問題があれば両足から頭頂部(百会のツボ)に微弱な電流を1分ほど流します。上半身の問題なら両手から百会のツボに流します。野球をしている方なら、重心が丹田に落ち着き、球が重くなったり、速くなることが期待できます。格闘技をしている方なら、腰を入れた突き・蹴りができたり、間合いがわかりやすくなることが期待できます。
ヒトの脳波は8ヘルツから13ヘルツがアルファー波で、その周波数帯はリラクゼーション効果があるといいます。医療機器アキュスコープはその周波数帯をつかい、疲労回復、リラクゼーション、不眠症治療等をします。ちなみに急性外傷の場合、治療期間の後半で、患部に8ヘルツから13ヘルツを出力し、天気病みなどの諸症状が出てこないようにします。

基礎代謝を高める
医療機器ハイチャージは、疾患に対する通電プログラム、効果を予測した通電プログラムを備えています。そのなかで全身調整プログラムを選択すると、全身の代謝を活性化させて基礎代謝を高めます。広範囲に広がった痛みの緩和、アスリートやスポーツ愛好家のパフォーマンスの向上、体力消耗後の疲れにくいカラダづくりに効果的に作用します。
カラダは約37兆個の細胞で構成されています。一つ一つの細胞の中にはアデノシン三リン酸を合成するミトコンドリアが数百個から数千個あり、ミトコンドリアめがけて高周波を通電すると、アデノシン三リン酸の合成が促進されます。医療機器ハイチャージは、4,096~32,768Hzの高周波を出力し、それを可能にしています。機器には安全装置が備わり、通電中、逐一、カラダの中をモニターし、電気が流れすぎないように監視しています。小学生から後期高齢者まで幅広い年齢層に対応できますが、ペースメーカー等があると通電できないです。医療機器ハイチャージは、スポーツのリカバリー、出産後の体力回復、疲れにくい体づくりを実現します。